63年ぶり私の東京

JR・EEキップを利用して四十年ぶりに愚妻をお供に旅行した。たった三日間の短い日程だったが、初めて見る日光と、火防の神様として信仰の厚い古峰神社詣りと、長い間の念願であり六十三年ぶりのなつかしい東京を尋ね歩いてみたかった...

私のバードウィーク

三寒四温を繰り返しながらの暖かな春の訪れ、我々老人にとっては待ちに待った季節の到来だ。草木の芽吹きのように生気が蘇えるような気分になる。それに桜が咲けば最高の春です。 今から心わくわく 四月十五日は私の 「バードウィーク...

気仙郡役所について

高田と誘致合戦 大正十年、盛高等小学校第三学年。その春は高等三年は私等が最後の卒業生だった。それと同時に盛農学校が創設開校された。同級生三人が郡役所、私等二人は盛町役場に勤務することになった。 郡役所所長は、下斗米末蔵郡...

宮様の一周忌に

昨年の早春は悲しみの春であった。誰にでも気さくで庶民的で親しみの持てる宮様がご逝去なされたからである。二月十日は一億万民から哀悼の意が寄せられ、豊嶋霊園での御葬儀の様子等、テレビ放送にじっと見入った悲しみの日であった。 ...

三陸大津波のこと

あられまじりの朝 毎年迎える桃の節句の雛祭り。昭和8年の3月3日は忘れられない 「三陸大津波」の記念日となった。あられまじりの小雪が降った寒い早朝に、消防団員に出動命令が発令された。昨夜の大地震で津波襲来の報道と、救難活...

思い出の記

犬のおまま 育ちのせいか、ついつい話が食べ物のことばかりで恐縮に存じますが、まず聞いでけろでば。天下広しとかだっても人間が犬のおまま(飯)を見てヨダレ流したのは自慢でないが俺ぐれあのもんだべ。あんまりほめだ事でねあども…...

思い出の発見

ある夏の夜の思い出 カフェーが雨後のタケノコのように開店が盛んで、町には、すみれ、やよい、白菊、いろは、街のクラブ、と華やかなりし頃、女給たちは夜の花とか言われ、和服に白い短いエプロン、背にはタスキを大きな蝶に結び、まる...

「医療の話」

運河を築港 荒涼としたオホーツク海と、大船渡湾より広い能取湖、海に出入りの出来ない湖を船が通れるように運河を築港するのが私達挺身隊の任務だった。岩手隊三宅隊長以下10人、20年の6月12日、現地に向かって出発した。 函館...

芭せを(しょう)の句碑

大正期の天神山 町民の憩の場所『天神山』に樹齢数百年の山桜の巨木の根元に芭蕉の句碑が配置されてあった。その懐かしい『天神山』は、大正時代までは僅か100坪ぐらいの平らな所に芝草が生えていた。周囲は段々の荒畑だったが、老杉...

〝がんばれ開発鉄道″

『三陸沿岸リゾートエリア』を設定、重点七地区。大船渡市と陸前高田市を母都市にと、昨年12月4日の東海新報紙上にて報道された。それを読んだ一市民として眠れる者に夢見る思い、歳末の慌ただしいなかの朗報で、沈滞していた町おこし...